プランニングの際に先人の体験談が大変参考になったので、備忘録を兼ねて自分の場合を残しておきます。
イタリア北部の山岳地方で、スキーや登山、トレッキングが盛んなようです。自転車乗りには、ジロ・デ・イタリアの山岳コースとして登場するあの独特な景色に馴染みのある方も多いと思います。
自分もヨーロッパのレース中継を観ていて「一度はこういうところを走ってみたいなぁ」と思っていたクチです。
ドロミテ(ドロミーティ)とは
イタリア北部の山岳地方で、スキーや登山、トレッキングが盛んなようです。自転車乗りには、ジロ・デ・イタリアの山岳コースとして登場するあの独特な景色に馴染みのある方も多いと思います。
自分もヨーロッパのレース中継を観ていて「一度はこういうところを走ってみたいなぁ」と思っていたクチです。
日本からだと「ドロミテをロードで走りまくるサイクリングツアー」なんかもあるようですね。我々は個人手配で、ドロミテには4泊しました。
ロードバイクは飛行機輪行ではなくレンタルで
今回はイタリア複数都市を周る旅行がメインでして、移動もスーツケースを引きずるスタイルになるので飛行機輪行には挑戦せず、ロードバイクは現地でレンタルすることにしました。
ネットで調べたところ、レンタルをやっているショップはいくつかあり、その中からロードの種類が多く、コンポのグレードまで明記されていて(11速のアルテグラでした)、近くのホテルまでのデリバリーもやっている BikeTop というところに決めました。
1階は普通のショップ。地下がメンテナンススペースでした。
[画像はAlta Badiaサイトから拝借]
予約フォームに身長を入力するところがあり、後からメールで「バイクはこのサイズでいいか?」的なやりとりがあって適正サイズが選べました。
相方のバイクはコルナゴを希望したんですが、予定の日にはサイズがなくてKTMに変更に。小さめのサイズは台数が少なめなようです。
コースはセッラ山塊一周(セッラロンダ)に決定
バイクを借りるショップを決めたら、必然的に泊まる宿や走るコースもショップのある Badia という街がベースになります。
調べていくと「セッラ山塊」をぐるりと周る「Sella Ronda=セッラロンダ」というコースがありました。
今年(2017年)のジロでも使われたポルドイ峠やガルデナ峠を含む4つの峠を越えるコースで、距離60km獲得標高2,200m。
もっと長いコースがいくつもとれるようですが、今年ほとんど走れていない自分としてはこのくらいがちょうどよさそうなカンジ。「ドロミテのここを走りたい!」というほどのこだわりはないので、あっさりこれに決定です。
現地で配布されていたコース図 セッラロンダは左下、難易度は5段階中3だそうです。
で、ドロミテの Badia (バディーア)ってどこよ?
Badia という街は、ドロミテの観光拠点である大きな街「コルティナ」から40kmほどの「コルヴァラ」、そこからさらに10kmほどの場所にあるとのこと。
こんなとこにどうやって行けばいいんだろうか?
Badia (バディーア)へのアクセス
ドロミテ地域には電車は通ってないので、基本はクルマかバスでのアクセスになります。調べてみるとベネチアのメストレ駅からコルティナ経由でコルヴァラまで直行バスで2時間30分くらい。コルヴァラからバディーアは地元の路線バスかタクシーで10分くらい。
ミラノ方面から行こうとするとボルツァーノから路線バスを乗り継いで行くことになるんだけど、バスの本数も少ないので乗り換えがやや不安。
見知らぬ海外の田舎での立ち往生は避けたいので、ベネチアから行くことにしました。
直行便を運行しているコルティナエキスプレスならネットで予約もできるのも便利です。予約完了メールに添付されているチケットをバスの運転手にスマホで見せれば乗れるので、現地のホテルから予約しても問題なし。
ちなみに鉄道(Trenitalia)もネット予約+スマホでチケット提示で乗れます。窓口に並ばずに済むと時間が読みやすいので助かりました。
さて、旅行の方はローマ→フィレンツェ→ベネチアと順調に進みイタリアの街を満喫。いよいよドロミテ方面へ出発! というところで次回に続きます。