2011年9月19日月曜日

乗鞍にいってきたよ

連休を利用して乗鞍に行ってきました。
快晴とはいきませんでしたが、「乗鞍」の魅力を十分体感してきましたよ!



ステップワゴンに自転車3台積んで、深夜に大阪を出発。
事前に2日間のコースを考えていたわけですが、松本に着いてみると雨模様。
「どこか晴れてるところはないかー」と車でうろうろしてみても、そんな場所があるはずもなく、初日はあきらめて早々に宿に向かいます。

宿に着いた頃には車から出られないくらいのどしゃ降りで、これは「男3人で温泉に入って帰ってくるだけ」になるのでは、という予感がヒシヒシとしていました。
宿は「お風呂がよさそうなところ」という要件で選んだ Pension 梵 さん。お風呂も食事もすごくよかった。お味噌汁に感動して3人とも味噌をお土産に買って帰りました。
オーナー手作りのツリーハウスだそうです。手作り!?


2日目、起きてみると快晴とはいかないものの、なかなかのお天気。日頃の行いに感謝!



標高1,500mの乗鞍高原温泉から2,700mの畳平まで登る乗鞍エコーラインは、マウンテンサイクリングin乗鞍のコースとして、おそらく日本で一番有名なヒルクライムコース。標高も一番高いんじゃないかな。しかもマイカー規制のため、走っているのはバスとタクシーと自転車のみという! 

走り始めから景色はすでにヤバイ。



斜度もそれなりにヤバイ。



レースじゃないので、休憩したりしながら、のんびり頂上をめざします。
途中の位ヶ原山荘で標高2,350m ですか。この時点で麦草峠を超えて、自転車での最高標高を更新。



そして、乗鞍の本気はここからでした。
森林限界を超えるというのか、一気に視界が開けて景色が一変。気がつくと雲が目線と同じ高さに。







というか、道路に雲がかかっている。



昇りきると乗鞍岳山頂はすぐそこ。



9月の乗鞍山頂は日によってはそうとう寒いらしく、自転車も真冬ウエアが必要になることもあるようです(途中で会った自転車乗り談)。この日はむしろ暑いくらいで、下りも含め非常に快適なヒルクライムでした。

自転車の後は、なぜかドレッシングを買いに八ヶ岳清里方面へ。
いつの間にか天気は快晴。富士山がくっきり見えました。

2011年9月6日火曜日

輪行のとき、自転車どこに置いてます?

新幹線や特急列車なら第一候補は「最後尾の席の後ろ」ですよね。
自分の後ろに自転車があるというのは、やはり安心なものです。
輪行のときはみどりの窓口で「最後尾の席を」と希望してとってもらっています。

しかし、今年利用した「特急しなの」では、このスペースに自転車が入らないのでした。
原因は、座席の下についているフットレスト(?)。


このでっぱりでどうにも入らない。新幹線ならこんなカンジで収まるんですけどねー



しかたがないのでデッキ部分に置きました。列車がけっこう揺れるので、手すりに固定していてもなんか不安。何度もデッキとの間をウロウロ・・・ 最後尾の席だとすぐ後ろなのでその点もラクです。


輪行袋はオーストリッチのロード220で、前後輪を外すタイプ。
こういうときにいつも思うんですが、前輪だけ外すタイプの輪行袋を使ってる人は、どこに自転車を置いてるんだろう? 車内販売のワゴンとかも通るけど、気合いで通路かな? どこに置いてもかなり気を使いそうです。


2011年8月31日水曜日

8月は500km超え

日曜日は灼熱の淀川沿いを毛馬から御幸橋まで走り、柳谷からベニーCCまで登ってきました。往復90km。



柳谷で引き返さず頂上のベニーCCまで登る気になるってことは、少しは身体が自転車モードになってきたみたい。せっかく乗鞍に行くんだから、少しでも余裕を持って登れるようにしておきたいよねー。

先週も同じようなコースを走ってたので、これで8月は500km越え。真夏にこの距離は、自分的にはそれなりの達成です。

ビーナスライン1日目でヘタレ具合を痛感してなかったら、100kmも走ってなかったかも。これも夏の旅行の隠れた効果だなー

2011年8月21日日曜日

乗鞍を2日間走るコースを考えてみる



9月の連休に合宿と称して友人3人と乗鞍に行くことになりました。ETCの深夜割引を利用して3連休の2日間を走るスケジュール。車を運転しない私はコースの立案を命じられまして・・・ 

調べてみると乗鞍・上高地方面は意外と制限が多い! メモ代わりに乗鞍2日間のコースを考えてみます。

1日目:大阪→松本→乗鞍高原泊

深夜に大阪集合で、そこから高速。9時頃に松本到着予定。一日走って乗鞍高原に泊まる。

乗鞍高原まで行ってしまうとコースの選択肢が少ないので(理由は後述)、松本周辺で走ってから車で乗鞍に移動するのがよさそうです。松本周辺では自転車イベントのコースを2つピックアップ。ヒルクライムとロングライド。

1) ツールド美ヶ原コース
ルートラボ:http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=4e0b3951691b42170ded6af8b45c39ba

最初の登りが平均11%で2.4kmあるという、激坂で有名なツールド美ヶ原のコース。夜通し運転した後にアップもなしで登るにはちょっとキツすぎるかも。美鈴湖に車を置いてスタートするのもアリか。

8月に走ったビーナスラインを反対側から登るというわけで、自分的には走っておきたいコース。

2) 安曇野センチュリーライドコース
ルートラボ:http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=e474497f7b41b42193fa72589122735e

こっちはロングライド。安曇野センチュリーライドのコースは90kmから160kmまであるので、時間と体力に応じて良きところで引き返すことができる。通行止めにせずにイベントやってるくらいだから、交通量もそれほどではないはず? 景色は不明だけど、北アルプスをずっと見ながら走れるのかな。コンビニや食事できる場所が多そうなのも助かる。


2日目:乗鞍ヒルクライム→深夜大阪へ

乗鞍高原に泊まって2日目は乗鞍ヒルクライム。走った後は風呂・食事・仮眠で深夜の高速で帰る予定。

乗鞍・上高地周辺の158号はトンネルが多く道幅狭く、休日昼間は交通量多いらしい。おまけに回避できるルートが通行止めになっていて、乗鞍を越えて岐阜側に降りたら、登り返すかトンネルゾーンを通らないといけないようだ(下りになるのでまだましか)。上高地に行くなら、登り11%が1.3kmという釜トンネルを抜ける必要がある。
通行止め情報などまとめ地図

1) 乗鞍→安房峠周回
ルートラボ:http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=cc3edf7e1e7fd25da1eef7e3e01b7315

周回できるほとんど唯一のコース。後半の中ノ湯からの下りトンネルコースがキケンらしい。75kmで獲得標高2,300m。上高地まで行ったら13km追加で約90km。
上高地へ行くトンネルを走った人のレポート。 http://cr2c-tsuzuki.dreamlog.jp/archives/3367865.html

2) 乗鞍エコーライン→乗鞍スカイライン
ルートラボ:http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=520a37c4f8a4c19217deccd632a41d6c

トンネルと渋滞を避けるなら、登り返すしかないみたい。岐阜側からの乗鞍スカイラインでもヒルクライムレースをやっているらしい。78kmで獲得標高2,700m。美ヶ原を登っていたら、2日でヒルクライムコース3つを制覇することに。

3) 乗鞍高山麦草峠大周回
ルートラボ:http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=a9eba5a441e573a21ed0f6913c34eba9

あとひとつ、高山方面に下って野麦峠から帰ってくる周回コースがとれそう。150kmで獲得標高3,700m。未体験ゾーン。時間はあるので、挑戦してみる?

4) 乗鞍高原→奈川温泉→野麦峠
ルートラボ:http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=2d999e6e6874d884f05cb69aeeb1a4b7

1日目に乗鞍に登っていたら翌日はこっちのコースか。野麦峠への道も工事通行止めで、日曜だけ通れるらしい。71kmで獲得標高2,000m。


さすが北アルプスというか、どこを走ってもかなりキツそう。120kmで獲得標高2,300m前後のイベントに出て「キツイキツイ」言っている我々に、果たしてこんなコースが走れるのか!?

2011年8月17日水曜日

八ヶ岳山麓の「なかや」さんへ

夏休みの最後は八ヶ岳山麓の「なかや」さんへ。





蓼科高原から麦草峠を越えて自走で行く計画でしたが、ここ3日で消耗した体力で山岳越え90kmを荷物を背負って走れる気がしなかったので、茅野駅から輪行でいくことに。

茅野駅でバイクを輪行バッグに収納していると、ちょうど駅から輪行袋を担いでくる人が。話してみると同じく茅野に3泊してあちこち走りに行くらしい。すでに9:30くらいだったんですが、

「今からビーナスラインで美ヶ原までいって戻ってこようかと」
「明日は乗鞍まで行きたいなーと。200kmくらいありますよね、あははは」

こういう人をロード乗りって言うんだろうな・・・ とても「3日かけてビーナスラインをなんとか走破しました」とは言えず

「最後の登りがキツイけど、がんばってくださいねー」と明るく見送る。

グランフォンド八ヶ岳のコース沿いにある「自転車乗りの安宿」

なかや」さんとは6月に長野の1166バックパッカーズで知り合いました。聞けば「自転車乗り」にぜひ来てほしいとのこと。去年(2010年)参加したグランフォンド八ヶ岳のコース沿い、最大の難所「海岸寺」の少し手前にあるというロケーション。


正式オープン前ということもあり、道中の看板などもまだなく少し迷いましたが、無事に築150年の古民家ゲストハウスに到着。

6月にお会いした際に「空気入れとチェーンオイルがあるとうれしいかも」という話をしていたのですが、ちゃんと仏・米・英式対応のインフレーターとチェーンオイルが用意されていました。さすが!

「なかや」さんでは東日本大震災の被災者家族を受け入れておられました。子供たちは広い古民家の中を走りまわったり、みんなで宿題をやったり、田舎のおじいちゃん家に来ているみたいに元気いっぱい。

外は猛暑だけど室内に入ると風が通ってすごく涼しくて、不思議に落ち着ける空間でした。古い家ってすごいな。


早めに着いたので、2時間ほど近くの道を走ってみた。海岸寺は峠付近で舗装工事をやっていてロードの通行は断念。別の道から大門ダムの方に抜けて清里方面へ。他にもいろんなコースがとれそうだ。

宿にもどったら、お風呂は近くの「おいしい学校」にある日帰り温泉へ。入湯料300円なり。安い!。

夜は「なかや」オーナーさんと再会を祝してバーベキューでお腹いっぱいに。
昼間は開け放していたふすまや引き戸を閉めて個室になった部屋で、蚊取り線香のにおいと虫の音を聞きながら、朝まで熟睡でした。

2011年8月14日日曜日

ビーナスラインで自転車三昧 3

3日目は悩んだ末にビーナスラインで美ヶ原美術館に向かうことに。やっぱり途中で引き返したのは悔しい!

とは言っても、体力は昨日より落ちているはず。脚が登りに慣れてきていることを願って出発!


今日は大門街道から登ることでスズラン峠をスルー。そのおかげか、昨日こたえた三峰展望台への登りも比較的元気にクリア。そこから先は細かいアップダウンを繰り返して比較的楽な道のり。「これは昨日そのまま行けたかな?」と思い始めたところで急な登りが始まる。

後でルートラボで確認してみると、美ヶ原への最後の登りが平均9%で4km続く。こりゃキツイ。それまで標高を示す看板はずっと1,600m近辺だったのが、一気に1,700m、1,800m、1,900mと上がっていく。景色は絶景だけど停まったら再スタートできない気がして、ひたすらペダルをまわす。ライダーが追い抜き際に出してくれるピースサインで少し元気が出る。ずっと右ヒザをかばっていたので、変に腰がきしみはじめてくる。「もー限界!」と思ったところで美術館の駐車場のサインが!

最後の登りを越えると一気に視界が開けて美ヶ原高原美術館に到着。きつかったー。



へろへろになって昼ごはんを食べていたら、50代くらいのおじさんが涼しい顔で登ってきた。あれがロード乗りだよなー。途中で抜かれた人もみんな速かった。今回はとにかく練習不足。やっぱり遊ぶにもしっかり準備が必要だ。

帰り道、ユースまであと5kmのところでまた豪雨に見舞われる。今回は腹の底に響くようなすごい雷鳴。きっちりずぶ濡れに。3日連続で「石遊の湯」へ。奇しくも台湾でカーボン繊維を扱う仕事をされている方と雨の露天風呂で自転車談義。へー、GIANTってそんなこともやってるんですねー。

宿に戻ると、それぞれソロで来ていた腰痛ライダー氏と女性ライダーさんと旅談義。いろいろよさげな場所を教えてもらう。やばい、行きたい所がどんどん増える。


2011年8月13日土曜日

ビーナスラインで自転車三昧 2

2日目と3日目は文字通り終日「自転車三昧」。ビーナスラインと、八ヶ岳麦草峠へ抜けるメルヘン街道を走る予定です。まずはビーナスラインの全線走破へ!


宿泊している蓼科クライネユースホステルから2.5kmほど登ると昨日の続きのビーナスラインに復帰。ここから本格的な山岳コースに突入です。残念ながら天気は曇り。霧だか雲だかたちこめる中を登っていきます。

「女の神展望台」からの眺め。南アルプスが一望できるとか。わぁキレイ!

走り始めて1時間程度でヒザ裏に微妙な違和感。もともと週一回ペースで乗るだけの貧脚な上に、ここ2ヶ月まともに乗ってないもんだから、脚が普通の人に戻ってるみたい。6月の「グランフォンド軽井沢」では、遅いなりにベストを尽くして走れたけど、今日はこのままだとヤバそう。インナーXロー多用、休憩多めでのんびり行く方針に変更。

途中、道をまちがえて白樺高原に出る。こっちのユースに泊まろうかとも考えてたんだけど、標高1,760mのスズラン峠越えになるんだよね。昨日のへたれ具合だと、ここまでたどり着けなかったかも。

間違えた道を引き返して白樺湖に着いたところで発見したコンビニで休憩。茅野駅のまわり以外では、コンビニがあったのはここだけかも。

ツーリングマップルによると、ここから先がおすすめルート。ちょうど晴れ間も見えてきて、車山高原→霧ヶ峰→八島ヶ原と標高1,600mの高原道路を満喫! 


しかし、50kmほど走ったところで脚の違和感がいよいよ大きくなってきた。痛みが出ては元も子もないので、三峰展望台で引き返すことに。日程的に全線走破か麦草峠のどちらかをあきらめることになるけどしかたない。やっぱり練習不足だったなー。

帰りの白樺湖あたりで豪雨に遭い、ずぶ濡れで大門街道(国道152号)を下る。下りきるとなぜか快晴。なるほど。少し早いけど「石遊の湯」の露天風呂で疲れを癒して、明るいうちからビール! 夜は同室のライダーの方と旅先の情報交換。



2011年8月12日金曜日

ビーナスラインで自転車三昧

ビーナスライン三峰展望台
今年の夏休みは、ビーナスラインを走りに長野県蓼科高原に行ってきました。
去年の阿蘇に続いて輪行です。ツーリングやドライブで有名な道だけに、期待大です!


大阪から乗り換え1回で高原へ

ビーナスラインに行くには、諏訪湖のおとなり茅野駅が最寄りの駅です。大阪からだと、特急しなのに乗れば塩尻で1回乗り換えるだけでいいので、自転車を担いでいってもそれほど苦になりません。

大阪を8:58発、到着が13:25ですから「初日からガンガン走りたい」という向きには合いませんが、遅めの出発でのんびり到着というプランです。結局前日も深夜まで仕事だったので、この時間で正解でした。ゆっくりするのも休暇の重要な要素のひとつですからね!

通勤ラッシュの大阪梅田周辺をヒヤヒヤしながら自走して、大阪駅北側(ヨドバシカメラ側)へ。大阪駅の改装によってキレイになった高速バス乗り場の一角で自転車を輪行バッグに収納します。ここから約5時間で茅野駅です。

茅野駅


宿までの移動で体力ぎれ!?

電車から降りればそこは標高800m。日差しは真夏だけど、あきらかに快適です。

ここから蓼科高原のユースまで荷物を背負って自走。15kmほどなんでまったく気にしていなかったんですが、これがツライツライ! 10%の勾配が約1km続く区間もあったりと、なかなか登りごたえのある坂です。

ここ2ヶ月ほど、ほとんど自転車に乗っていなかったこともあり、わずか1時間の走行で体力ぎれ。ようやくたどり着いたユースのペアレントさんに「かなりお疲れですねw」と言われてしまいました。

実際かなりお疲れで、周辺を探索することもなく、早々にユースから徒歩5分にある温泉「石遊の湯」へ。ユースでチケットを購入すると一割引だったかな。ここは「露天風呂オンリー」というちょっと変わった温泉でした。ロケーション的に露天風呂は最高に気持ちよかった。

夜は同室になったアフリカ帰りの人(40代)の話を興味深く聞く。へー、これが今つきあってる娘の写真。170cm以上あります? モデルさんみたいですねー・・・・え、中学生!? いやいやいや、それは無理っす。アフリカよりその話のほうがインパクトありますよ!
蓼科クライネユースホステル