2014年12月21日日曜日

ルートラボに8000点を超えるGPSログを保存する(轍を使わない方法)

Stravaの走行ログなどをルートラボにアップしようとすると、「8000点以上のGPXファイルはアップできませんよ」エラーになることがありませんか?

ファイルに記録されているGPSのポイントを間引いて8000点以下にしてやればアップロードできるのですが、そのスジで有名な「轍(Wadachi)」というソフトはMacユーザには使えず、「CourseCompacter」も「ファイルが壊れているかデカすぎるよ」エラーが出てしまい使えません。そこで、Macでもブラウザだけで完結できる、第3の方法を紹介します。


GPS Visualizer というサイトの Convert a file 機能を使います


方法はカンタンで、GPS Visualizer サイトの Convert a file機能 でオプションを設定してGPXファイルをアップするだけです。
Output format: で GPX を選択し、
8000点以下にしたいGPSログファイルを選択、
show advanced options で詳細オプションを表示させ、
Max. points per track の項目に 8000 と入力。
最後に Convert ボタンを押してしばらく待つと完了です。
ピッタリ8000ポイントに整形された GPXファイル生成されるのでそれをダウンロードして、あとはルートラボにアップロードすれば完了です。

ぴったり8000点になりましtルートラボにアップロード可能です。



2014年12月16日火曜日

BIKEFITのクリートウェッジ(スピードプレイ向け4穴)を買ってみた:カント調整2

前回、インソールだけではカント調整は不十分ということを学習したので、次はウェッジの購入編です。クリートウェッジにしたんですが、意外な注意点がありました。

ITSウェッジ or クリートウェッジ?

シューズとインソールがスペシャライズドなので、ウェッジシムもスペシャにしたいところですが、どうも店頭販売のみのよう。お店までいけばいいわけですが、なんとなくネットで探していると BIKEFIT(バイクフィット)のものならAmazonなどで買えるようです。

BIKEFITのウェッジには、靴の中に入れる ITS(In-the-Shoe)ウェッジと、靴とクリートの間に入れるクリートウェッジがラインナップされています。
少し迷ってクリートウェッジのほうにしました。靴の中がけっこう窮屈なので、さらにウェッジを入れて足が痛くなってもイヤだな、と。それに力が伝わるのはクリートなのですから、そこで角度も調整しちゃうのが理にかなっているのではないかと。

クリートウェッジだと別のタイプのクリートに換えると使えなくなってしまいますが、これから先スピードプレイから別のに換えることはないでしょう。

で、数日後、届きました!

ウェッジが8枚に固定用のネジが8本。ネジは長さが2種類あって(12mmと14mm)、ウェッッジの厚い側に長い方のネジを使うようです。なるほど、スピードプレイ標準のネジではウェッジを挟むと届かなくなってしまいますからね。

ネジが専用のものになってしまうとちょっと困る人もいるかもしれません。スピードプレイって、クリートカバーを着けていないとクリートと一緒にネジ頭も削れていくんです。クリートを交換するときにネジも新品になるので普通は問題ないのですが、専用のネジだとこの点を気にする必要がありそうです。クリートカバー必須かもしれません。ちなみにクリートカバーはそのまま乗れる穴空きタイプがおすすめです。
ここにも「膝がまっすぐになるよ」の図が

ネジの長さが足らんやん!

さっそく左に2枚、右に1枚かませてローラーに乗ってみると、おおこれは! インソールのときよりハッキリと膝の左右のブレがおさまってます。すごいすごい。

でもまだまっすぐというわけではありません。試しに左4枚にしてみようとすると・・・。
むーん。ウェッジの厚さに対してネジの長さがぎりぎりです。この状態で取り付けようとするも、まともにネジ穴に取り付けるのは難しいカンジ。これどうすべか。

その後、小豆島ライドで仲間に「まだブレてるからもう1枚入れた方がいいんじゃ?」と言われ左3枚にするも、ネジの長さ的に十分に固定されていなかったようで、北摂ライドの途中で外れてしまいました。

あらためて調べてみると、BIKEFITのサイトには12mmから20mmまでのネジがあるようです。実際のフィッティングではウェッジの枚数にあわせてネジを選ぶのでしょうが、この製品にはウェッジ2枚分のネジしか付属していないってことなんですかね。3枚なら16mm、4枚なら18mmが必要そうなラインナップです。
うーむ。ホームセンターでちょうどいいネジ見つかるかなぁ。

とりあえずクリートウェッジの効果は十分わかりました。当面はウェッジ2枚で様子をみることにして、新たなミッション、ネジ探しの旅にでることになりそうです。



2014年12月14日日曜日

カント調整始めました:スペシャライズドのインソール(SL FOOTBED)編

腰痛問題で受診した接骨院や整体でさんざんに「O脚すぎる」と指摘されたので、今更ながらカント調整に手を出してみました。

カント調整とは?

足裏の角度は人それぞれに違うので、シューズを履いた状態で足裏がフラットになるよう調整すること。
スキーなどでも一般的なんだとか。O脚気味の人は足の親指側を高くし、X脚気味の人はその逆になるようです。

ロードバイクの場合、カント調整はペダリングに影響します。O脚やX脚だと膝を真っ直ぐ降ろすことができず、踏み込む度に膝が外←→内にブレた状態になるそうです。

動画だと一目瞭然。カント調整で膝のブレがなくなり、まっすぐに降ろせるようになっています。これにより膝の痛みが軽減したり、ペダリングの効率も上がるんでしょう。


自分も膝ブレブレです

私もこの膝のブレ、ずっと気になってたんです。ロードに乗り始めた当初から、一緒に走っていた友人に「なんで膝がそんなに(左右に)ブレるんだ?」と言われていました。
自分で上から見ても、明らかにブレているのがわかります。

走っていて「キレイなペダリングだなぁ」と思う人は、みなさん膝が真っ直ぐ降りています。逆に膝が暴れている人は、見るからにまだ乗り馴れていない感、無理して乗っている感が出てしまう。

膝に痛みが出るわけでもないのでこれまで放置してきましたが、今回「膝のブレはO脚が原因」ということがわかってしまいましたので、これは対策したい。 「あの人O脚を放置して乗ってるよ」ということになってしまいますからねw (意識しすぎ)

スペシャライズドのシューズには、もともとカントがついているけど

3年ほど前にシューズを買い替えたときに、件の友人からスペシャのシューズを勧められました。靴自体にカントがついているので、膝の動きも少しマシになるんじゃないかと。

確かにシューズを替えると、膝の暴れが少しだけマシになりました。そこでさらにインソールも交換しておけばよかったんですが、なかなか「靴の中敷きに5,000円」は出せなかったんですよねー

結局今回はスペシャライズドのインソール(SL FOOTBED)+BikeFitのクリートウェッジ(4穴)を購入したので、5,000円どころではなくなったんですが。。。

スペシャのインソールを買ってみた

さて、インソールを交換するわけですが、シューズがスペシャなので、必然的にインソールもスペシャライズドにします。なぜかAmazonなどネット通販には流通してないので、お店に探しに行きました。BGフィットもやってる梅田のシルベストなら置いてるでしょう。

シルベスト梅田で店員さんに聞いてみると、インソールはBGフィットエリアに置いてありました。用向きを伝えると、BGフィット用のツールで足裏をみてもらうことに。なんか緊張する。
店員さん曰く「かなりの甲高ですね〜」とのこと。土踏まずのアーチが高いそうです。

インソールはアーチの高さに応じて「+」から「+++」まで三種類あり、私の場合は「+++」でもよさそうだけど、店員さんの「自分も同じくらいだけど、違和感が大きいので今は真ん中のを使っている」との言葉で「++」に決定。

膝の動きがまっすぐになりますよの図

「膝の動きが気になるなら(靴の中に入れる)ウェッジシムも」と勧められたんだけど、チラッと見えた3,000円近い価格に怯んでしまい、その日は退散しました。インソールだけで5,000円ですからね!
でも、結局このときに買っておけばよかったです。

やっぱりウェッジシムも必要!?

ウチに帰って早速インソールを交換。固定ローラーの前に姿見を置いて漕いでみてみるも、見た目にはほとんど変化はありません。あれー?

それから200kmほど乗ってみる。膝は以前と同じように暴れるものの、「踏みごこち」みたいなものはダイレクトになりました。これまではシューズの中で土踏まずが浮いていたところをインソールが埋めてくれて、力が入れやすくなった気がします。

どうやらインソールの役割は、
踏み込んだときに靴の中で土踏まずがつぶれる→膝が内側に入る
というのを防いでくれているようです。
O脚や生来の足の角度自体の調整は、ウェッジシムを靴の中にいれて行う必要があると。
シルベストの店員さんが言っていたのはこのことだったんですね。数年前までインソールとシムがセットで売られていたことも納得です。

そんなわけで、当初の目的だった膝の動きは調整されないまま、クリートウェッジ購入編へ続きます。

2014年12月10日水曜日

3ヶ月ぶりの北摂ライド→季楽でお蕎麦

9月にぎっくり腰になって以来、平坦を短めにちょこちょこというカンジで走っていたんですが、小豆島ライドも乗り越えストレッチの効果か腰痛も幾分マシになったので、久しぶりに北摂を走ってきました。

アウターしばりで

コースは個人的なホームコースの府道110号線。入念なストレッチと自宅から上り口までの1時間で身体がほぐれたのか、上り始めてしばらくしても腰に痛みはないようです。調子も良さそうなのでアウターしばりで上ってみることにしました。前に友人が「強くなるには重いギアを踏まないと」と言っていたのが気になってたんです。なんでも、ツールドフランスの中継で土井選手が新城選手のエピソードとして言っていたんだとか。ま、アウターといっても府道110号線は北摂のなかでもかなりゆるやかな部類なんですけどね。

豊能町のファミマで休憩。いつもならここから府道109号線を通って美山の郷でうどんを食べて帰る、というのがパターンなんですが、この日は趣向を変えて初めてのお店を開拓してみることに。季楽というおそば屋さんがおいしいそうなので行ってみます。

地図で見ると豊能町からすぐかと思ったんですが、423号を亀岡の手前まで行くんですね。左折してちょいと上るとお店がありました。おそば屋さんというとやけに気取った店も多いけど、ここは庶民的な雰囲気でした。自転車乗りがよく来るようで、私のカッコをみたおばちゃんが「大盛りじゃなくていいの?大盛りにしとく?」としきりに勧めてくれました。
「季楽そば」大盛り。うん、おいしかったです。

季楽のあとは、これも初めての堀越峠へ。こっち側からだと普通ですが、逆側からだと相当な上りですね、ここ。477号を南に戻って野間の大ケヤキへ。ここも初めてです。葉っぱがおちていてさびしいカンジ。新緑の季節に来ないといけませんな、ここは。


その後は大槌峠を越えて妙見口、池田へ抜けて猪名川→神崎川→淀川と通って帰りました。結局最後までアウター縛りでいけたので、腰痛も一段落かな?


2014年12月7日日曜日

楕円ギア ROTOR Q-RINGSの使用レポート(約8ヶ月3,700km走行)

シクロワイアードにROTOR Q-RINGSの広告記事があがっていて、自分も今年楕円ギアのQ-RINGSに換装していたことをはたと思い出しました。気がつけば約8ヶ月、走行距離は3,700km。もう前の状態を忘れてるだろ!という遅すぎ使用インプレです。

この手のブログはいっぱいあるので最初に結論をまとめると:
  • 楕円ギアにしたからって速くはならない。
    でも楽にはなるかも
  • ペダリングに意識がいくようになったのが最大の効果かも
といったところです(なんだそりゃ)。

スペックをまとめましょう

5700系の105コンパクト50-34からの換装です。110 PCD COMPACT ROAD 50-34 の貧脚仕様。インナーの楕円率も小さくて「ほぼ真円」といわれているモデルです。
ROTOR Q-RINGS ROAD MODEL

チェーンリングだけを換えるつもりが、いつの間にかクランクまで換装することになっていました。主な理由は105シルバー+Q-RINGSの見た目の問題だったんですが、BBの都合やらなんらやで上位モデルのクランクにすることに。この棒が数万円ですよ。でも今回はまだチェーンリングからクランクが生えてくる程度で済んでよかったのかもしれません。巷にはフレームが生えてくる方も大勢いらっしゃるようですから・・・

インプレ者のスペックはこんなところ
  • 40代前半
  • 年間走行距離:3,500-4,500km
  • 2014年ツールド美ヶ原: 1時間40分
  • 2013年つがいけサイクルクラシック:1時間30分
同年代の半分以下でうろうろしている、どこのサイロにもいるサンデーライダーだと思われます。

で、楕円ギアってどうなの?

2014年の4月にオーバーホールのついでに換装してもらったんですが、乗り始めこそ「おおお!?」と違和感を感じたものの、30分もすると何も感じなくなっていました。第一印象は正直なところ「あれ、これ換えた意味あるんかいな?」というものでした。

確かにトリセツには「だまって500km乗りなさい」と書いてあったので半ばあきらめ気味に乗っていたんですが、いくつか変化がありました。

ケイデンスは上がる

ケイデンスが上がりました。5-10くらい。
「なんか脚まわってるなー」と思うとケイデンス100以上になっていて驚く、ということが何度もありました。それまでは意識して回さないと100を超えることはなかったです。

これは楕円ギアの特性のひとつ「力の入りにくい部分でギアが軽くなる」という効果だと思われます。そのぶん回しやすくなるんですね。

だからといって速くなるわけではない

ケイデンスが上がれば速くなりそうなものですが、そうは上手くいきません。回しているギアがひとつ軽いんです。それまでならシフトアップしていたところを、回しやすいものだからそのまま回しているだけで、スピードは速くなりません。

ただ、機材の変化がケイデンスという数値として出てきたところが興味深かったです。

気になるもう1つの効果

そうなると気になってくるのは、楕円ギアのもう1つの効果「力の入りやすい部分でギアが重くなる」という部分です。
ROTORのサイトによると、Q-RINGSはクランクが4時の位置で最大の歯数になるようです。そう思って踏んでみると、確かに手応えのある位置とそうでない位置が感じられ(るような気がし)ます。

また、ペダリングについて調べるようになったので、「踏み込む力」と「推進力になる力」が別であることも知りました。例えば有名ブログさんのこんな記事です。

モーツァルトな走りで:クランクの力学

真下に向かって踏み込む場合、それが最も推進力に変わるのはクランクが3時の位置のとき。踏み込む方向は真下ばかりではダメで、チェーンリングの接線方向に力をかけ続けるペダリングが理想だそうです。うんうん、なるほど。

自分はこれまで「ペダルを踏む」という感覚は全くなかったんです。ロードに乗り始めたときに「踏むと疲れて長く保たない」という経験を何度かして以来、なるべく膝から下の意識を切って「軽いギアでくるくる」という走り方でした。「足がつる」という経験がほとんどないのもそのせいかもしれません。

けど、「4時の位置で力がかかる」とか「踏む位置」とか意識するようになると、ペダリングの意識が少し変わってきたんです。


効率のよいペダリングとは

ROTORのサイトによると、人の筋肉の構造上、ペダリングに使える筋肉はどうしても0時から6時の間に集中します。踏み脚と引き脚を同じように考えることはできません。引き脚ではパワーを出すというよりも、反対側の踏み脚を妨げないようにすることが構造的によさそうです。

クランクの力学によれば、3時以降は(真下ではなく)斜め後方に力をかける必要があるはずですが、これはなかなか無理なことです。かといって真下に力をかけても推進力にならない無駄な力が発生するだけでうまくありません。とすると、踏むのは3時あたりまでにして、あとは反対側に意識を持っていくのがよいのではないかと思いあたります。踏む方は黙っていても力がかかるのですから、反対側の9時から12時に向かう引き脚に意識を切り替えると。その後そっちの脚を3時まで意識する。

そんなことをあれこれ意識しながら走っていると、確かにこれは疲れにくいと思います。「踏むのは3時まで」というのは感覚的には「え、もう終わり!?」という位置です。だいぶさぼっている感覚なんですが、実際のスピードはさほど落ちません。あくまで体感レベルの話ですが、効率はよさそうです。

まとめ

なけなしのパワーを使って走るサンデーライダーにとって、効率がよいというのは大きなことです。別に真円ギアでも大して変わりはないのかもしれませんが、楕円にしなければそもそもペダリングについて調べることもなかったでしょう。楕円ギアの実際の効果よりも、こういったもろもろの意識や考えを総じて、換装してよかったかなと思います。


2014年12月2日火曜日

紅葉ピークの小豆島(マメイチ)はクルマより自転車で

11月後半の連休は、自転車仲間5人で小豆島へ。紅葉ピークの寒霞渓(かんかけい)で景色とヒルクライムを堪能してきました。

ビワイチ、アワイチならぬマメイチ?

関西の自転車乗りが「集まってちょっと走ろうか」となると、定番がビワイチ(琵琶湖一周)とアワイチ(淡路島一周)になります。ただ、こればっかり何度もやっているとだんだん飽きてくるんですよね。そこで今回は少し距離は短めながら、初の小豆島に挑戦です。

島をくまなく一周して約105km。半島的なものをショートカットするともっと短いコースもとれます。ビワイチ・アワイチと較べるとだいぶ短いですね。
そのかわり小豆島には山があります。北側から寒霞渓のロープウェイまで上ると距離10km標高600mほど。10kmの上りって関西ではあまり多くないのに、小さな島でこれだけ上るのは驚きです。西側から上るコースは距離も長く、15%、20%あたりまえの激坂が続くコースだそうです。

「一周もいいけど、せっかくだから寒霞渓も見てみよう」というわけで、小豆島ヒルクライム+半周というコースになりました。もちろん激坂の西側コースではなく、北側からのお手軽コースです。

小豆島でヒルクライム!

小豆島には橋がかかってないのでフェリーを使います。航路はいくつもあって、神戸、姫路、日生、岡山、高松あたりから出ています。今回は岡山県の日生(ひなせ)から乗りました。日生まではクルマ2台に分乗して移動です。港にクルマを置いてフェリーに乗船。船に乗るのっていつ以来だろう。
天気は快晴でございます。


大部港に着くとそこからすぐ上りです。準備運動もなくいきなりのヒルクライム。9月の信越五高原から一度も走ってない人もいて、スローペースでのんびりと上ります。クルマもほとんど通らず道は快適。ときどきヘアピンで斜度が上がる程度で大変走りやすいコースでした。10月にはヒルクライムレースもやってたみたいです。


9:30頃に寒霞渓に到着。すでにすごい人出でした。朝イチのフェリーで島に着いた人がみんなここに集まってきてるんですね。この時点でロープウェイには長蛇の列でした。我々はもちろんパスです。


さすがの景色です。


寒霞渓から島の南側へ下ります。これもけっこう長い下り。途中にこんな景色がありました。


観光ライドは移動距離も少なく

下りきるとしばらく観光ライドっぽく。醤油蔵を見学したり、昼ご飯に地の物をいただいてみたり。島なのでおいしい海鮮を期待していたんですが、一番のおすすめ店という「大阪屋」の前には30人ほどの団体が(なぜかヤンキー率高し)。ここにも上陸した人が集まっているようです。

別の店で「ひしお丼」を食す


昼ご飯を食べたところで走行距離はまだ35kmほど。島が小さいのでスポットもかたまっていて、ちょっと走るとすぐ目的地というカンジでした。

「そろそろ自転車にでも乗るか」ということで、午後は島の西側をぐるりと半周。走ってみると淡路島よりアップダウンが多かったです。結局90kmほどになったんですが、獲得標高が(Stravaで)2,900m。Stravaの誤差と寒霞渓ヒルクライムを差し引いても、海沿いにしては上りが多いと思います。

ところで腰痛問題はどうなった?

腰痛問題ではひとつ気づいたことがありました。
はじめの大部港からのヒルクライムでは終始腰が痛くてどうなるかと思ったんですが、下りきった頃には痛みもなくなり、平坦ではそこそこスピードを出せる状態でした。どうやら2時間くらい走ると痛みがとれてくるようです。最近は2時間ちょっとの平坦ばかりだったので、痛みが引く頃には家に戻っていたカタチです。
身体がほぐれると痛みがなくなる?ということなんでしょうか。走る前のアップやストレッチをしろってことなんですかね。確かに今回は下船後すぐにヒルクライムでしたが。

それにしても人の多さよ

スタート地点の大部港には出航の1時間前にもどってきてしまいました。が、ここで係の人に「自転車5台かぁ、もう乗らんかも。並ぶだけ並んでみる?」と。いやいやいや、自転車乗せるスペースもないくらい混んでるってこと? まだ1時間もあるのに! 

見ていると、クルマやバイクはすでに満員で、次の便や臨時便用のスペースに並ばされている様子。みんなクルマの中でヒマそうにしてるけど、これ出航の2時間前とかから並んでるんですか。

さすがに自転車までムリってことはなく無事に乗船できました。自転車ぶんのスペースくらいどこにでもあるからね。係の人オーバーだよ!

それほど大きくないフェリーに観光バスが6台も乗っていて、なるほどこれは乗用車のスペースはキビシイわ。観光バスに乗っていた人の話では、寒霞渓のロープウェイで2時間待ち、駐車場に入るのにもたっぷり待って、結局他の目的地には行けず寒霞渓だけで帰ってきたそうです。
自家用車ならここからさらにフェリー乗り場で2時間待機することになるわけで、移動時間より待機時間の方が長いんではないかと。紅葉ピーク時の小豆島恐るべしでした。