ビワイチ、アワイチならぬマメイチ?
関西の自転車乗りが「集まってちょっと走ろうか」となると、定番がビワイチ(琵琶湖一周)とアワイチ(淡路島一周)になります。ただ、こればっかり何度もやっているとだんだん飽きてくるんですよね。そこで今回は少し距離は短めながら、初の小豆島に挑戦です。島をくまなく一周して約105km。半島的なものをショートカットするともっと短いコースもとれます。ビワイチ・アワイチと較べるとだいぶ短いですね。
そのかわり小豆島には山があります。北側から寒霞渓のロープウェイまで上ると距離10km標高600mほど。10kmの上りって関西ではあまり多くないのに、小さな島でこれだけ上るのは驚きです。西側から上るコースは距離も長く、15%、20%あたりまえの激坂が続くコースだそうです。
「一周もいいけど、せっかくだから寒霞渓も見てみよう」というわけで、小豆島ヒルクライム+半周というコースになりました。もちろん激坂の西側コースではなく、北側からのお手軽コースです。
小豆島でヒルクライム!
小豆島には橋がかかってないのでフェリーを使います。航路はいくつもあって、神戸、姫路、日生、岡山、高松あたりから出ています。今回は岡山県の日生(ひなせ)から乗りました。日生まではクルマ2台に分乗して移動です。港にクルマを置いてフェリーに乗船。船に乗るのっていつ以来だろう。
天気は快晴でございます。
大部港に着くとそこからすぐ上りです。準備運動もなくいきなりのヒルクライム。9月の信越五高原から一度も走ってない人もいて、スローペースでのんびりと上ります。クルマもほとんど通らず道は快適。ときどきヘアピンで斜度が上がる程度で大変走りやすいコースでした。10月にはヒルクライムレースもやってたみたいです。
9:30頃に寒霞渓に到着。すでにすごい人出でした。朝イチのフェリーで島に着いた人がみんなここに集まってきてるんですね。この時点でロープウェイには長蛇の列でした。我々はもちろんパスです。
さすがの景色です。
寒霞渓から島の南側へ下ります。これもけっこう長い下り。途中にこんな景色がありました。
観光ライドは移動距離も少なく
下りきるとしばらく観光ライドっぽく。醤油蔵を見学したり、昼ご飯に地の物をいただいてみたり。島なのでおいしい海鮮を期待していたんですが、一番のおすすめ店という「大阪屋」の前には30人ほどの団体が(なぜかヤンキー率高し)。ここにも上陸した人が集まっているようです。別の店で「ひしお丼」を食す
昼ご飯を食べたところで走行距離はまだ35kmほど。島が小さいのでスポットもかたまっていて、ちょっと走るとすぐ目的地というカンジでした。
「そろそろ自転車にでも乗るか」ということで、午後は島の西側をぐるりと半周。走ってみると淡路島よりアップダウンが多かったです。結局90kmほどになったんですが、獲得標高が(Stravaで)2,900m。Stravaの誤差と寒霞渓ヒルクライムを差し引いても、海沿いにしては上りが多いと思います。
ところで腰痛問題はどうなった?
腰痛問題ではひとつ気づいたことがありました。はじめの大部港からのヒルクライムでは終始腰が痛くてどうなるかと思ったんですが、下りきった頃には痛みもなくなり、平坦ではそこそこスピードを出せる状態でした。どうやら2時間くらい走ると痛みがとれてくるようです。最近は2時間ちょっとの平坦ばかりだったので、痛みが引く頃には家に戻っていたカタチです。
身体がほぐれると痛みがなくなる?ということなんでしょうか。走る前のアップやストレッチをしろってことなんですかね。確かに今回は下船後すぐにヒルクライムでしたが。
それにしても人の多さよ
スタート地点の大部港には出航の1時間前にもどってきてしまいました。が、ここで係の人に「自転車5台かぁ、もう乗らんかも。並ぶだけ並んでみる?」と。いやいやいや、自転車乗せるスペースもないくらい混んでるってこと? まだ1時間もあるのに!見ていると、クルマやバイクはすでに満員で、次の便や臨時便用のスペースに並ばされている様子。みんなクルマの中でヒマそうにしてるけど、これ出航の2時間前とかから並んでるんですか。
さすがに自転車までムリってことはなく無事に乗船できました。自転車ぶんのスペースくらいどこにでもあるからね。係の人オーバーだよ!
それほど大きくないフェリーに観光バスが6台も乗っていて、なるほどこれは乗用車のスペースはキビシイわ。観光バスに乗っていた人の話では、寒霞渓のロープウェイで2時間待ち、駐車場に入るのにもたっぷり待って、結局他の目的地には行けず寒霞渓だけで帰ってきたそうです。
自家用車ならここからさらにフェリー乗り場で2時間待機することになるわけで、移動時間より待機時間の方が長いんではないかと。紅葉ピーク時の小豆島恐るべしでした。
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