高確率で快晴になると参加者もウワサするこのイベント、今回もどピーカンで信越の高原を120kmほど走ってきました(獲得標高は2,700m)。過去2年、ありえない惨敗を喫したリベンジを誓って参加した今回、笑顔で最後の坂を上りゴールすることはできたのでしょうか。
今年のテーマはリベンジ
5年も同じイベントに続けて出ているのには理由がありまして。思えば2年前、2014年は直前にギックリ腰をやってしまい、その影響で最後は両足が痙攣しゴール手前の斑尾の坂を押して上がるハメに。自転車イベントに出るようになって最悪の惨敗でした。
そのリベンジを誓って挑んだ去年(2015年)は事前に走り込みも行って万全の準備だったのですが・・・
高原のペンションでひとり熱出して寝込む
イベント前日にまさかの体調悪化、大阪から長野への車中で高熱を出し、とてもイベントどころではない状態に。もちろんDNSで、イベント当日はただ一人ペンションのベッドで高熱にうなされていました。
「来年はそろそろ別のイベントに出たい」という仲間の意見もあったのですが、「このまま終わってはお前の悔いが残るだろう」と泣きの1回で2016年も信越五高原に参加することになったのでした。
今回のテーマはずばりリベンジです。具体的には、最後の斑尾の上り、通称「魔女坂」を笑顔で上りきって信越五高原を卒業しよう!
2016年の体調も・・・微妙
今年こそは悔いの残らない走りをしたい、ということで7月からローラーも初めて、過去最高の状態で挑むはずだったのですが、自分はこのイベントと相性が悪いのかもしれません。
イベントの2週間ほど前にちょっと「寝違え」をしてしまいました。左の肩から肩甲骨にかけて鈍痛が。「ま、すぐおさまるだろう」という目論見は外れてそれがどんどん悪化。イベント2日前には左肩の痛みが腕にも広がり「1時間ごとにストレッチしないと激痛で座っていられない状態」に。日々の仕事にも影響がでるくらいの事態です。
ローラーをしばらく回していると上半身がほぐれて少し楽になっていたので、「走り出せばなんとかなるはずだ!」ということでスタートはしたのですが、とても万全の体調とは言えません。というか、走り始めてもぜんぜん収まらず、特に下りは痛みとの戦いでした。
今年も信越は快晴でした
2年前の教訓を生かして、今年は最後の「魔女坂」までは体力温存モードでいきました。上り区間も心拍を見ながらセーブ。仲間や周りの人には遅れてしまうけどひたすらマイペースで進み、エイドポイントで追いつくという繰り返し。
今回も快晴。晴れすぎて今年は暑いくらい
なんとかリベンジ達成か!?
マイペースを守ったおかげで脚はいつもより余裕がありあそう。でもここまで7時間ほどずっと肩の痛みに耐えながらだったので、身体は変なカンジに疲れています。腰をかばって最後に両足がツッた2年前の悪夢も横切り、最後の上りまではひたすらマイペース。
最後の5km、通称「魔女坂」が始まったところでリミッター解除。肩か腰が「ビキッ」っといったらそれまでだけど、そんなん知らんがな。この日いちばんの強度で踏んでいくと、痛みよりしんどさが勝って不思議と肩も気にならなくなりました。そのまま一気に最後まで踏み倒してゴール!
終わってみればこれまでで一番早い時間に戻ってこられました。魔女坂のタイムも自己ベスト。これで晴れて信越五高原ロングライド、卒業となりました!