夏休みの最後は八ヶ岳山麓の「なかや」さんへ。
蓼科高原から麦草峠を越えて自走で行く計画でしたが、ここ3日で消耗した体力で山岳越え90kmを荷物を背負って走れる気がしなかったので、茅野駅から輪行でいくことに。
茅野駅でバイクを輪行バッグに収納していると、ちょうど駅から輪行袋を担いでくる人が。話してみると同じく茅野に3泊してあちこち走りに行くらしい。すでに9:30くらいだったんですが、
「今からビーナスラインで美ヶ原までいって戻ってこようかと」
「明日は乗鞍まで行きたいなーと。200kmくらいありますよね、あははは」
こういう人をロード乗りって言うんだろうな・・・ とても「3日かけてビーナスラインをなんとか走破しました」とは言えず
「最後の登りがキツイけど、がんばってくださいねー」と明るく見送る。
グランフォンド八ヶ岳のコース沿いにある「自転車乗りの安宿」
「
なかや」さんとは6月に長野の
1166バックパッカーズで知り合いました。聞けば「自転車乗り」にぜひ来てほしいとのこと。去年(2010年)参加した
グランフォンド八ヶ岳のコース沿い、最大の難所「海岸寺」の少し手前にあるというロケーション。
正式オープン前ということもあり、道中の看板などもまだなく少し迷いましたが、無事に築150年の古民家ゲストハウスに到着。
6月にお会いした際に「空気入れとチェーンオイルがあるとうれしいかも」という話をしていたのですが、ちゃんと仏・米・英式対応のインフレーターとチェーンオイルが用意されていました。さすが!
「なかや」さんでは東日本大震災の被災者家族を受け入れておられました。子供たちは広い古民家の中を走りまわったり、みんなで宿題をやったり、田舎のおじいちゃん家に来ているみたいに元気いっぱい。
外は猛暑だけど室内に入ると風が通ってすごく涼しくて、不思議に落ち着ける空間でした。古い家ってすごいな。
早めに着いたので、2時間ほど近くの道を走ってみた。海岸寺は峠付近で舗装工事をやっていてロードの通行は断念。別の道から大門ダムの方に抜けて清里方面へ。他にもいろんなコースがとれそうだ。
宿にもどったら、お風呂は近くの「
おいしい学校」にある日帰り温泉へ。入湯料300円なり。安い!。
夜は「なかや」オーナーさんと再会を祝してバーベキューでお腹いっぱいに。
昼間は開け放していたふすまや引き戸を閉めて個室になった部屋で、蚊取り線香のにおいと虫の音を聞きながら、朝まで熟睡でした。