2016年5月26日木曜日

アルミクリンチャーホイールのトップグレードを調べてみた(2016年初夏編)

新ホイールほしい病がゆるやかに発症中です。

今のホイールは2011年1月に購入した SHIMANO WH-RS80。「もう5年かー」と思った次の瞬間に「そろそろニューホイールにしてもいいかも」と考えてしまったのが発症のきっかけ。

決め手がないのでまだ症状も軽い状態なんですが、これまであまり把握していなかった各社のホイールのグレードなどをぼちぼち調べ始めています。

候補はアルミクリンチャーホイール


予算的にカーボンは無理だし、チューブラーやチューブレスにするつもりもないので、必然的に候補はアルミクリンチャーということになります。いま履いているRS80がいわゆる「セカンドグレード」なので、まずは有名どころのトップグレードを調べてみました。
その他のホイールはこちら


シマノ (SHIMANO)のアルミホイール


デュラエース(DURA ACE) WH-9000 C24-CL

リム高:フロント21mm、リア23mm
リム幅:15mm
重量:1,387g
価格:134,807円(税込)
デュラエース(DURA ACE) WH-9000 C24-CL

アルテグラグレードのRS80から正統進化でデュラエースにという選択。重量は 1,516g → 1,387g と129gの軽量化。

どのインプレやレビューでも「オールラウンド」「バランスがいい」「これ一本あれば何でもイケル」という評価が多い印象のデュラエース。

もともとRS-80のウリ文句は「デュラのリムにアルテのハブ」だったので、ホイールの性格も(少なくとも他のメーカーよりは)近いと想像します。自分にその違いが体感できるかどうか不安なところもあったりして。

これが一番無難な選択なんだろうけど、無難すぎて面白みがないのと合わせて「もうちょっと他に選択肢はないもんかな」と。

追記:カタログによるとリムハイトはフロント21mm、リア23mmのようです。測った人によると24mmあるのはスポークの出ている部分だけ。シャマルやレーゼロはリア30mm、キシリウムも26mmあるので、他メーカーより少し低いんですね。

スポークもフロント16本、リア20本というのは少ないほう(他にはR-SYSくらい?)。カンパとフルクラムはF16, R21、キシリウムはF18, R20。こういった部分が軽さとしてでてきているんですね。

デュラエース(DURA ACE) WH-9000 C35-CL

リム高:35mm
リム幅:15mm
重量:1,488g
価格:234,182円(税込)
デュラエース(DURA ACE) WH-9000 C35-CL


デュラエース(DURA ACE) WH-9000 C50-CL

リム高:50mm
リム幅:17mm
重量:1,672g
価格:240,053円(税込)
デュラエース(DURA ACE) WH-9000 C50-CL


リムハイトが上がると値段も跳ね上がります。ディープリムには憧れるんですが、これは無理だなぁ。


フルクラム (FULCRUM)のアルミホイール


レーシングゼロ (RACING ZERO)

リム高:フロント25mm、リア30mm
リム幅:15mm
重量:1,437g
価格:140,400円(税込)
レーシングゼロ (RACING ZERO)

レーシングゼロはとにかく「硬い」というインプレが多い印象があります。カンパニョーロの姉妹メーカーで部品もほぼ同じだそうなので、カンパをオールラウンド方面に、フルクラムを剛性に方向付けしているのでしょうか。

よく一緒に走る友人が以前レーシング1を所有していたんですが、「硬すぎて疲れる!」といって手放していました。自分より走れるヤツがそう感じるのであれば、自分には合わなそうかなーと考えています。


カンパニョーロ (Campagnolo)のアルミホイール


シャマルウルトラ C17 (SHAMAL ULTRA C17 shimano)

リム幅:17mm
重量:1,495g
価格:165,240円(税込)
シャマルウルトラ C17 (SHAMAL ULTRA C17 shimano)

シャマルはデュラエースとレーシングゼロの間というレビューをよく見る気がします。剛性は高いけどレーゼロほどではない的な。
「見た目が気に入った」という人も多いですよね。G3スポーキング確かにカッコいいです。

ただ、自分の周りにはシャマル持ちが2人、ユーラス持ちが2人いるので、どうせなら他のメーカーにしたいかな。


マビック (MAVIC)のアルミホイール


ホイールと言えばマビック、なんだけど不思議と身の回りにはほとんど使ってる人はいません。2016年はキシリウムにカーボンのモデルが出たりして、ラインアップの変更があったようです。アルミのモデルはというと:

キシリウムプロ (Ksyrium Pro)

リム高:フロント24mm、リア26mm
リム幅:17mm
重量:1,475g (25C)
価格:151,200円(税込)
キシリウムプロ (Ksyrium Pro)

キシリウムプロSL (Ksyrium Pro SL)

リム高:フロント24mm、リア26mm
リム幅:15mm
重量:1,395g (23C)
価格:151,200円(税込)
キシリウムプロSL (Ksyrium Pro SL)

2015年までキシリウムSLSと呼ばれていたグレードが「キシリウムプロ」に。23Cと25Cの2種類があります。キシリウムの名称変更をまとめるとこんなカンジ。

キシリウムエリート→キシリウムエリート(約11万円)
キシリウム SLS → キシリウムプロ(SL)(約15万円)
キシリウム SLE → キシリウムプロエグザリット(約18万円)
キシリウム SLR → キシリウムプロエグザリットSL(約24万円)

モデルごとの差異はこちらのサイトに詳しいです。

さすがホイールメーカーだけあって、アルミクリンチャーという枠組み内でもこの多様性。カーボンディープに届きそうな価格帯のものもありますね。

ちょっと前はこのグレードだとデュラエースが「コストパフォーマンス最高」と言われていましたが、値上げもあって今だとタイヤ込みのマビックの方がコスパ的にはいいような気がします。

ただ、マビックのホイールって定期的(2,000kmくらい?)にフリーのメンテナンスをしたほうが良い的な話を見かけるんですね。メカ音痴の自分にそんなメンテができるのだろうか。現行モデルでもそれは必要なんだろうか。このへんはショップで聞いてみようかな。

以上、周辺事情も踏まえて、なんとなくキシリウムプロSLが気になっているカンジではありますが、まだ決め手には遠いかもしれません。

ところで、アルミクリンチャーの「トップグレード」と言いつつ、各社さらに上のモデルも存在します(それも結構多数)。
次回はそれらエグザリット系のホイールを調べてみようと思います。

続き↓


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