2012年8月18日土曜日

カーボンロードを持って輪行で大阪から山形へ


今年の夏休みは東北へ。山形から福島の山を走りまくる、というコンセプトを立て、5日間で525km、獲得標高9,452m というコンセプト通りの旅になりました。


東北は遠かった
8月8日早朝、快晴。自走で新大阪に行く道もおなじみになってきた。6:40の新幹線で東京、そこから山形新幹線で東北方面へ。山形着は12:46。東京駅での乗り換え時間を多めにとったとはいえ、東北は遠いなー。
めずらしく出発日が快晴
バイクはもちろんBMC-SL01

いつものように車両一番後ろの席を予約して、座席の後ろスペースに自転車を置く作戦。東海道新幹線は問題ないんだけど、山形新幹線は輪行袋を置くほどのスペースはなかった。乗務員のお姉さんが「自転車ですか?ここなら置けるかも」と案内してくれた荷物スペースへ。ありがとう助かった! お姉さんのアクセントに東北の気配を感じる。
右が山形新幹線


山形駅。こっちは裏側だったみたい

定刻通り山形に到着。早朝の大阪よりぜんぜん爽やかでびっくりする。駅前で自転車を組み立てていると「どちらからですかー?」と声をかけられる。県の観光課の方で自転車にも乗られるそうで、道路の情報や温泉情報をいろいろ教えてもらいました。「よく来てくださった」と言われてむしろ恐縮。いあいあ、ただ遊びにきただけなんです。
到着早々だけど、山形いいとこだー!


蔵王温泉までヒルクライム
今夜の宿に荷物を置かせてもらい、ジャージに着替えて軽く走りに出る。サイコンのマグネットを買いに寄った地元の自転車ショップで「山寺がちょうどいいんじゃないか」と聞いて向かってみる。向かってみたけど・・・ここはビンディングシューズで来るところではないですねw あそこまで石段を登るのはムリだ。
どんだけ登るんだと

では温泉だ。ということで今度は蔵王温泉に向かう。山形駅から20km弱なのですぐかと思ったら、9%が2km以上続いたりとなかなか上りがキツイ。初日からこんなに上るつもりはなかったんだけど。
軽車両通行料の30円を払って西蔵王高原ラインへ。道も景色も良くなって快適快適。
市街から30分で高原の雰囲気

蔵王温泉にはいくつも浴場があるみたいだけど、とにかく「大露天風呂」っていうのを目指す。「この先、急斜面」の看板が見えてイヤな予感。最後の最後で15%以上の激坂が待っていました。上りきったら全身汗だく。キツー!

汗がひくのを待って露天風呂へ。こんなカンジ。うむ、満足。


軽く走りに出たつもりが、けっこうとっぷり暮れてしまった。この時間に標高1,000m地点にいるのも変だけど、山を下りきれば山形駅前だからね。このへんに住んでる人はヒルクライムし放題だなー。
18:00過ぎ


最高のゲストハウス「ミンタロハット」
山形での宿はゲストハウス「ミンタロハット」さん。Webサイトをみて「ここだ!」と直感したんだけど、これが大正解!

清潔で機能的でゲストが過ごしやすいよう細かいところまで考えられた作り、オーナーの佐藤さんのホスピタリティがあふれだすいい雰囲気の宿。おまけにツインが1人3,000円という低料金(自転車乗りならさらにサービスが!)。

もちろん夕食はついていないんだけど、この日はBBQをやるとのことでご招待にあずかりました。この日は平日で、仕事で山形に来られた方が多く、みなさん常連さんで顔見知り。知り合いの家に来たみたいですごく落ち着く。泊まってる人以外でもTwitter経由で地元の人も来たりして、みんなに愛されてる宿なんだな。


経験上、自転車の置き場所を気遣ってくれる宿にハズレなしなんですが、こちらもそうでした。佐藤さんは元チャリダーなんだとか。なるほど。

関東から来られた女性は、震災で山形に避難してきている中学生に英会話を教えるボランティアに来られたそう。お父さんは福島に残って仕事をしていて、家族は別の地域に避難しているっていう家族がたくさんいるという。

他の方も仙台や福島を仕事でまわられる方が多く、いろんな話を聞きました。地震、復興、放射線というのはこの旅の間、通奏低音みたいに接することになります。

とはいえ、一旅行者にできることは、せいぜいお金を使うことくらい。え、BBQ、宿泊者はチャージなしなんですか!? いあいあ、それは。じゃあ帰るときにカンパ箱に何かいれときます。

初日からすごく充実してました。ちょっと早いけどもう寝ますね。それではおやすみなさーい。






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