2015年10月7日水曜日

限界ギリギリの高山→乗鞍スカイライン(夏旅行2日目 2015-08-06)

飛騨高山2日目は乗鞍スカイライン経由で乗鞍畳平までの2,200mヒルクライムに決めました。天気予報ではそれほど良さげでもないんだけど、その後も晴れる予報はないので、体力もまだ残っている2日目にチャレンジです。
乗鞍高原とローロバイク

6:00起床で7:00スタート。ゲストハウスとまるのヘルパーさんは普段7:00からの勤務だそうですが「自転車が出せるか心配だったので」と6:30にはスタンバっててくれました。どんだけいい人なのかと。

前日は高山市街をほとんどスルーしたので、早朝の高山をポタリング。ちょうど七夕祭りで街には七夕飾りがいっぱいでした。
飛騨高山の七夕の早朝


高山を抜けるとコンビニはありません


自分は普段、朝ごはんをほとんど食べない1日2食の生活をしています(コーヒーとヨーグルトぐらい)。なのでライドの日も朝メシを食わずにでかけることが多いのですが、さすがにこの日は失敗でした。

高山から乗鞍畳平は約50km、平坦なら大したことのない距離ですが、なんせひたすら登りです。2倍も3倍もキツイはずなのに、愚かにもゼリー2個だけ持ってスタートしてしまいました。

「高山と松本を結ぶ道だから、コンビニくらいどこかにあるだろう」という希望的観測は外れ、高山市街を抜けると本当に1件もコンビニはありませんでした。

コンビニもないくらいですから、朝っぱらから開いているお店もありません。ほうの木平のバスターミナルで何か食べ物を補給できないかと思ってたんですが、自販機しかありませんでした。というか、道なりに進むとほうの木平さえもスルーしてしまいそうなので注意です。

ここから先は畳平まで自販機もありません。本格的な登りはむしろここからなので、ここで飲み物を補給しなかったら本当に引き返していたと思います。

激坂+視界不良でリタイヤ寸前

ほうの木平を過ぎるとすぐに乗鞍スカイラインへの分岐があります。時刻は9:10。ここまで2時間登ってきたわけですが、ここからが本番でした。乗鞍畳平まで16.5kmの平均斜度は7.7%。前半がきつくて最初の5kmはほぼ10%超えです。

乗鞍スカイラインのゲートでは料金所のおっちゃんに「アンケートにご協力くださーい」と声をかけられました。アンケートの「訪問目的」の欄には観光と並んで「トレーニング」という選択肢が。けっこうな数の人がトレーニングで登ってるんでしょうね、もちろん自分は「観光」にチェックです。

ほぼハンガーノックの状態でえっちらおっちら登っていくわけですが、すでに雲が結構でてきて視界はまったくよくありません。景色がよければもう少し頑張れるんだけど。ボトルが空になったので一度停まろうとするも、クリートが外れずあわや転倒しそうに。

「あ、ホントにかなりヤバイなー」という状況。そこからしばらく頑張って、「そろそろホントにもう限界だぞ」と思ったところでサイコンを確認すると「あと8km」の表示。まだ半分! 心の折れる音を聞いた気がしました。

それでもしばらく頑張って、「もうあのつづら抜けたらUターンしよう」と思ったカーブを抜けたところで一気に視界が開けました。
乗鞍岳をロードバイクで

乗鞍岳をロードバイクで

ああ、これだこれ。乗鞍ってこんなカンジ!
こうなったらもう畳平は近いはずです。脚も体力も限界だけど、写真を撮るフリをして休憩しつつ、なんとか畳平に到着できました。

時刻は11:35。4時間30分以上かかっての標高2,700m。この瞬間、日本の自転車乗りの中で最強の位置エネルギーを獲得したわけです。でもそんなことよりまずはメシです。とりあえず腹に何かいれさせてくれー!

乗鞍岳をロードバイクで

乗鞍岳をロードバイクで




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