天気は曇りかつ霧。景勝地らしい大谷海岸もこの通り。
気仙沼から40kmほど走って南三陸町へ。ここも地盤のかさ上げ工事の真っ最中でした。
2014年夏に自転車で走った被災地
実際に被災地を走った範囲では、2014年夏の時点では被災した建物などはほぼ解体され、ガレキなどは完全に撤去されています。とにかく更地が多い。「今も震災の傷跡を残す建物が」みたいに報道される場合もあるけど、多くは「震災遺構」として残されているものなんですね(もちろん、新築直後に被災して処分の決まらないマイホーム、のような建物もいくつもみたのだけれど)。南三陸町防災対策庁舎もそのひとつです。でもここだけは、他とは雰囲気が何か違いました。
初の走行中の落車
60kmほど走ったところで低速ながら走行中の落車を初めて喫しました。歩道のある短めのトンネルがあって、普段なら車道を突っ切るんですが、疲れと工事車両への遠慮から歩道を通りました。トンネルを抜けて歩道から車道へ降りるときに段差とグレーチングで前輪が滑ってつるーんっと。「あっ!」と思ったらもう視界が横になっていて。前輪が滑るとホント何もできないですね。車道に降りるのでクルマが来てないことを確認したタイミングだったのは幸いでした。低速だったので擦り傷などはほとんどなかったんですが、倒れたときにトップチューブで膝をしたたかに打ってしばらく動けませんでした。石巻までまだ50km以上、このまま悪化して動けなければどうなるんだろう。自転車で数百キロ移動する旅程って、一度の落車でフイになるけっこう危うい計画なんだなーと痛感。現場の写真を撮る余裕もなく呆然としてました。
幸い徐々に痛みはひき、力は入らないながらも走れるところまで回復して、女川→石巻へ。女川もかさ上げ工事といくつかの遺構が残る景色でした。写真を撮る余裕はなし。
石巻の宿は「FUTABA INN」さん。清潔、リーズナブルな上に、室内に自転車持ち込みOKの宿でした!
続き:最終日、石巻→仙台(夏旅行8日目 2014-08-09)
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