この日の天気は晴れ。朝は気仙沼港を見物に。港って瀬戸内海や紀伊半島の小さな漁港しか知らないので、停泊している船の大きさと数にびっくり。
魚市場。
魚市場の外壁に、震災のときの津波の高さが青いプレートで記されていました。画面下に小さく写ってるのがロードバイク。津波の映像はニュースで見てるはずなんだけど、実際に見上げてみても想像力の外側でした。
陸前高田へ
昨晩、「平日は復興工事の車両が多いから気をつけて」と聞いていたんですが、その通りでした。路肩も狭いので、邪魔にならないよう上り坂では歩道を走る。
陸前高田は街全体をかさ上げする大規模工事の真っ最中でした。周囲の山から巨大なベルトコンベアを使ってダンプ200万台分の土を運び、街全体を10m以上かさ上げするのだそうです。
言葉で聞いてもイメージできなかったのですが、現場を見てはじめて理解。要は大規模河川の堤防を「線ではなく面で」作るような。淀川の堤防の頂上(?)の幅は数mくらいですが、あの高さの堤防をそのまま幅3km、5kmとした上に街を造り直すということのようです。途方もないなぁ。
巨大ベルトコンベアとダンプ、土の山という景色なので工業の街に見えてしまいますが、もちろん違うんでしょうね。
奇跡の一本松。
大船渡
陸前高田から大船渡への国道45号はちょっとした峠になります。工事車両は無料開放されている高速道路へ流れるので、街の手前までは比較的交通量も少ないカンジ。
国道45号を走っていると頻繁に目にするのがこの看板。下り坂の途中に「ここから過去の津波浸水区間」の表示があり、つぎの上りをしばらく上ると「津波浸水区間ここまで」の表示がある。写真の通り、まだまだ下ってる途中でこの看板がでてくるので都度「え、ここから!?」と驚くことになります。
リアス式海岸の特徴通りの奥行きのある港。岸からあんな近いところをタンカーが。瓦が新品の家も多かったです。
お昼ご飯は大船渡の復興屋台村で「地魚丼」を。イクラってこんなコリコリな食べ物でしたっけ?
碁石海岸
大船渡からは気仙沼に戻るわけですが、同じ道を戻るのも工夫がないので碁石海岸というところに寄ってみました。
見事な松原。
これぞリアス式海岸のイメージ。
キレイなところですなぁ。
気仙沼のすぐ北に回避できないトンネルがひとつあって、歩道もないのでそこだけは覚悟を決めて全開で通り抜ける必要がありました。危ないのはそこだけで、あとは要所で歩道を走れば特に問題なく走れる状況でした。タイヤはエクステンザRR1Xだったけど、パンクもなしでした。
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